人権・同和問題研修 笠原建設
少し前の話になりますが、笠原建設では人権・同和問題研修を行い20名程が参加しました。
当日は、唐津市教育委員会の袈裟丸さんから、「ハラスメントと人権」という題材でお話をいただきました。
職場におけるハラスメントとしては大きく3つ
「セクシャルハラスメント」
「パワーハラスメント」
「マタニティハラスメント」
がありますが、一日の三分の一を過ごす会社で気持ちよく楽しく過ごせるようにする為には、個人の気づかいや会社内の配慮が必要であると思います。
自分はそんなつもりでなかったとしても相手を傷つけるような発言をしてみたり、職務上の地位を利用して暴言を吐いたり、必要以上に叱責したり。
自分も学生時代似たようなことをされた経験があるので、自分は絶対しないように心がけています。
そしてこのお話のあと、唐津要約筆記の会 坂井さん、中島さん、有吉さんにきて頂き
「筆談・要約筆記講座」
のお話を頂きました。
最初にこの3名の方の中で
「聴覚の不自由な方はどなたでしょう?」
という問いがあり、みなさん殆どの方が不正解(笑)でした。
正解は、赤い服を着られた有吉さんでした。
話をされていても、健常者の方と何ら変わらない話し方で全く分かりませんでした。
有吉さんは子供の頃から聴覚困難ではなく、成人して途中から聞こえなくなったとのことです。
それも全てが聞こえないのではなく、ある周波数帯が聞こえないのだそうです。
そのような環境で子育てをされた苦労話を聞いていると、思わず涙するような場面もありました。
このような中途失聴者の方がコミュニケーションを取る方法として
「要約筆記」
という方法があるらしいのですが、その「要約筆記」をみんなで体験してみました。
例として「笠原建設の経歴」や「ストリートプリント」のお話をされたのですが、それを聞いて書き留めます。
手話や筆談と何が違うんだろう??と思われた方がいらっしゃるとおもいますが、
要約筆記は
「聞こえない人の耳の代わりになり、その場で文字にして通訳の役割を果たす」
ということだそうです。
だらだらと文章を書くのではなく、ポイントをメモって伝えるという感じですかね。
目からウロコで勉強になりました。
唐津市要約筆記の会では色んな活動をされているようです。
詳しくは ホームページ をごらんください。