上水道の推進工事やってます。 笠原建設
今日1月20日は大寒。一年の中で一番寒い時期らしく、空は雲もなく晴天ですが風が冷たいです。
唐津市石志の会社付近では今朝マイナス5度を示していました。
これから少しづつでも暖かくなってくれるといいですが。
今日は唐津市和多田ヤマダ電機の前で上水道の推進工事を行っている現場を覗いてみました。
佐賀方面から来るとこの景色が見えてきたら、車線減少の看板があるのでご注意ください。
推進工事って今まであどみんが入社して何カ所かやられている覚えがあるのですが、今日初めてまじめに(笑)話を聞いてきました。
今回の工事では、ヤマダ電機と日産自動車の間地下3mの場所に水道管用の横穴を空けます。
最初に、ヤマダ電機の道路脇に直径2.5mの縦穴を空け
日産自動車側に直径1.8mの縦穴を空け
ヤマダ電機側から推進装置を使って日産自動車側に道路幅でおよそ30mの距離で穴を空けます。
絵にするとこんな感じです。
また、穴を空けながら直径60cmのヒューム管(コンクリートで出来た管)を入れていきます。
と簡単にいいましたけども、トンネルを掘るのと同じで
・目的地までズレずにたどり着けるか
・途中に障害物は無いか
・誤って道路陥没などしないか
など心配することは多々あるそうです。
担当者からは、過去他の場所で推進工事をした時に、大木が出てきて苦労をしたという話を聞きました。
今日現場に行ったら、ちょうどヒューム管が一通り貫通したところを見ることが出来ました。
これが直径60cmのヒューム管です。今回、設計と1cm以内の誤差で目的地までたどり着けたそうで、この技術レベルはすごいですね~。30mで1cmの誤差っていったい・・
この作業が今回の工事の正念場だったので、無事貫通できて現場担当者も「ホッ」としていました。
この後、ヒューム管の中に直径35cmの水道管を入れモルタル(柔らかいコンクリート)を注入しこの区間は終了します。
また、その後この縦坑近くに来ている水道管につなぐという作業が最後に残っています。
今回この工事現場は、唐津市内でも一番車の通りが多いのではないかという場所でしたので
・車、バイク、自転車、歩行者への配慮
・通行止めへの配慮
など本来の工事以外への配慮は大事なことだとも話していました。
これからの工事も安全にお願いしますよ。→ 淳ちゃん、浅ちゃん
少し話しが変わりますが、この工事が始まった頃、担当がこの付近の道路について色々調べたそうです。
唐津の人だったら分かると思いますが、唐津市内から佐賀方面に行くときヤマダ電機までの道路がありますよね。これって何号線かご存じですか?
県道 382号線でここが終点だそうです。
逆に佐賀方面からヤマダ電機手前で右に曲がって福岡方面に行く道路は国道202号線です。
で、県道382号ってどこが始点なの?って調べてみたら・・
なんと!
対馬の比田勝港という場所でした。
対馬から海を越えて ~ 壱岐を経由して ~ 呼子港に着いて、この瀬田原交差点(ヤマダ電機付近)まで延びていることが分かったのです。
これって何かロマンがありませんか~♪
昔は陸で繋がっていたのかなぁ?なんて想像してみたりして。