i-constructionの現場見学会を実施しました 笠原建設
先日、「松浦川管内掘削築堤外工事(国土交通省発注)」の現場で、インテリジェントマシンコントロールというお話をしました。
今回はこの現場で現場見学会を実施しましたのでご紹介します。
その前に突然ですがみなさま i-construction(アイコンストラクション)という言葉をご存じでしょうか。
直訳すると
・インテリジェント(知的)な
・コンストラクション(建設経営管理 発注者の立場に立って、設計から施工管理、資金計画を含む総合的な建設管理を行うこと)
だそうです。
その1つの例として「掘削作業(土手などを削る)」を行う時、従来は
・測量を行い
・設計図を作成し
・施工計画を作り
・丁張り(現地に標しをつける)を行い
・これに合わせてバックホーで掘削する
・そして書面で検査
という流れで行っていましたが、アイコンストラクションでは
・ドローンで3次元(XYZ軸)での測量
・3次元での設計施工計画
・XYZのデータを受け取れるバックホー(ショベル)で半自動で掘削し
・再度ドローンで測量して検査
という流れで、今まで泥臭くやっていたことを、最近のIOT(アイオーティ)技術を使って、
「サクッと!かっこよく!効率よく!やってしまおう」 ということのようです。
今回は、これらの最新技術を地元唐津工業高校土木課1年生に見てもらうという内容です。
初めに 武雄河川事務所の辻丸管理第二係長にご挨拶を頂き
アイコンストラクションについては コマツレンタル 田邑店長にご説明をしてもらいました。
そして当社作業所長 脇山により、概念的な話を現場で行い
実際の掘削風景を学生に見学してもらいました。
そして学生が一番興味をもったのは、ドローン
何年か前の事件で話題になりましたが、現在ではきちんと法を守った形で、現場でよく利用されるようになりました。
今回使用したのは、3次元データが精確に計測できる最高峰の機種です。確か数百万するとか・・
最後にパチリ記念撮影
今回、工業高校1年生を対象とした見学会で、正直学生さんも土木の専門用語がピンときておらず理解に苦しんだ所もあったようです。
未来の土木工事はこれらを使うのが当然になってしまうのでしょうね。
おじさんは必死についていくしかありません(滝汗)